シャンパーニュ委員会の将来に向けた取り組み


先月、シャンパーニュ委員会が所有し、将来に向けたブドウ栽培の実験的な試みをおこなっているPlumecoqという畑を、日本事務局のスタッフ・笹本ゆかりさんと一緒に訪問しました。

畑訪問のあとは、エペルネで、事務局長のVincent Perrinさんと3人でランチ。畑を案内してくださったのは、委員会の栽培責任者のSebastien Debuissonさんです。


シャンパーニュ委員会(CIVC)は、対外的には、プロモーション活動や「Champagne」の語句を守る活動が目立ちますが、カバーする範囲は幅広く、将来に向けた技術的なリサーチにも力をいれています。

今回訪問したシュイイ村にあるPlumecoqの畑は10ヘクタールの広さで、目的は大きく分けると2つ。まずは、シャンパーニュの歴史・伝統の保存で、たとえば、シャンパーニュで認められている品種を保存しています。アルバンヌ、プティ・メリエといった古代品種や、ピノ・ノワールであれば、クローン別に何十種類も栽培しています。

次に、将来に向けたリサーチ。現在では認められていないブドウの仕立て方を将来の可能性として試したり、新しい品種の開発・栽培などをおこなっています。新しい品種の開発は、例えば、カビ病に抵抗ある品種を作り出すために、シャルドネをベースに他品種を何度も何度も交配し、シャルドネの特徴を残しつつ病害への抵抗力も兼ね備えた品種を目指しています。ざっくりいうと、4千くらいのパターンを試し、1つを選ぶという、気の遠くなる作業だそう。

これらは地球温暖化といったブドウ栽培環境の変化を見据えたもので、この先何十年といった長いスパンで役立つリサーチに取り組んでいます。委員会は持続可能・エコフレンドリーな活動も推奨していますが、このPlumecoqの畑自体も、除草剤を使用せず持続可能な栽培方法をとっており、そのそばにある建物には、ソーラーパネルを設置し、必要な電力を賄っているそう。

そして、この畑は、エペルネから少し南下した、Montagne de ReimsとCote des Blancsの真ん中あたりの小高い丘にあるので、シャンパーニュのブドウ栽培の中心地の地勢を理解するのにベストポジションです。パリ盆地や、チョーク土壌がどう広がっているか、森の役割などを説明してくださいました。

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by Yuri Shima

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